サイドスローは肩肘を痛めやすいと未だに信じ続ける野球指導者たち

サイドスローは肩肘を痛めやすいのか?!

サイドスローは肩肘を痛めやすいという妄信

未だに「サイドスローは肩肘を痛めるからダメ」と信じている野球指導者は数え切れないほどいます。しかしサイドスローで投げたからといって、それで肩肘を壊すことはありません。

オーバースロー、スリークォーター、ロースリークォーター、サイドスロー、アンダースローのどの投げ方であっても、肩肘を壊しやすいモーションになっていれば痛めますし、肩肘を痛めにくい正しいモーションになっていれば痛めることはありません。

もしサイドスローが本当に肩肘を痛めやすい投げ方だったとしたら、サイドスローから160kmのボールを投げていたランディ・ジョンソン投手は幾度となく肩肘を痛めていたことでしょう。しかし彼は長年MLB最強の投手として君臨し続けました。

確かに日本のプロ野球にはサイドスローで投げて、何度も手術を経験したピッチャーがいました。しかしこのケースはサイドスローが原因だったわけではなく、モーションそのものに原因があったためで、この投手はサイドスローじゃなかったとしても何度も怪我をしていたはずです。

サイドスローでもバックスピンストレートを投げられる

サイドスローにするとボールが横回転になる、と信じている野球指導者も多いのですが、しかし股関節を正しく使えている投げ方であれば、サイドスローで投げてもボールにきれいなバックスピンをかけられるようになります。

サイドスローでボールがサイドスピンになってしまうのは、肩関節を水平内転させて投げる手投げをしているからであって、非軸足側の股関節を正しく使えていれば、ボールリリースの瞬間に手の甲が上を向くようになり、サイドスローでもストレートがバックスピンするようになります。

また、サイドスローは肘を挙上させていく幅がオーバーハンドスローなどよりも狭いため、肘を肩線分まで上げやすくなり、実は肩肘への負荷を軽減させることも可能になります。ただし、股関節と肩関節の内外旋の順番が正しくなっていることが条件とはなりますが。

股関節と肩関節の科学的に本当に正しい使い方に関しては、僕が監修している『よくわかる!投球障害予防改善法-徹底解説ビデオ』をご覧になってみてください。野球未経験でも大丈夫なほど、わかりやすく解説をしています。

サイドスローは正しい体の使い方さえできていれば怪我をしやすいということはありませんし、スピードガン的な球速に関してはオーバーハンドスローよりも速くなります。

ただ、プロ野球12球団の投手コーチも含め、サイドハンドスローの本当に正しいモーションをコーチングできる野球指導者はほとんどいません。

僕が知るプロ野球チームの現役時代にサイドスローだったある投手コーチは、成績が上がらない投手をサイドスローに転向させて、間違った体の使い方で投げるフォームを教え込み、結局その投手は肩を痛めて1軍で活躍することなく戦力外となってしまいました。まだ2〜3年前の話です。

プロ野球の投手コーチであっても野球動作の科学を学んでいない方は大勢います。それがボランティアコーチがほとんどとなるアマチュア野球では尚更でしょう。

サイドスローを含めどんなフォームであっても、体の構造に即した動きで投げていかなければ必ず肩肘を痛めてしまいます。逆にどんなフォームであっても、体の構造に乗っ取ったモーションになっていれば、肩肘を痛めることはほとんどなくなります。

どんなフォームで投げるにしても、体の構造に則ったモーションを指導できる、ちゃんと野球動作の科学を勉強しているコーチに教わるようにしましょう。そうすればオーバースローでもサイドスローでもアンダースローでも投手以外のポジションでも、簡単に肩肘を痛めることはなくなります。

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ブログ筆者:カズコーチ
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