大谷翔平投手も経験した肘支点コックアップによる野球肘

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大谷翔平と野球肘

大谷翔平投手もかつては肘支点コックアップだった

コックアップ、もしくはコッキングという野球用語をご存知でしょうか?これは、テイクバックからトップポジションにかけて手部を挙上させていく、投手と外野手の投げ方(フルアームスロー)にインストールされる動作なのですが、このコックアップにも、肘を痛めやすいコックアップと、安全なコックアップがあるんです。

例えば大谷翔平投手は肘の手術を受けたわけですが、手術前は肘に負荷がかかりやすいコックアップモーションを取っていました。どういう動作かというと、肘を支点にするコックアップです。

テイクバックというのは概念的には、肩関節を最大内旋状態にさせて、スローイングアームを下向きの正方形に近い状態にしたポジションのことです。ここから肩関節を外旋させながらボールを持った手部を挙上させていくのがコックアップフェイズとなります。

肘を支点にしてしまうコックアップというのは、テイクバックの形を作った後に肘の位置を固定してしまい、弧をを描くように手部を挙上させていくモーションのことです。手術前の大谷翔平投手はこの投げ方をしていました。

コックアップは肩甲骨で作っていこう!

コックアップというのは肘支点ではなく、肩甲骨の動きによって作っていきたいモーションなんです。肩甲骨によってコックアップしていけると、手部がエレベーターのように真上に上がっていくようになり、ボールも常に体側に隠れ、ボールの動きがバッターからまったく見えなくなります。するとバッターはまったくタイミングを合わせられなくなります。

正しいコックアップモーションの作り方に関しては、僕が監修している『よくわかる!投球障害予防改善法-徹底解説ビデオ』でわかりやすく説明していますので、ぜひこのブログと合わせてチェックしてみてください。

そして肘支点じゃなくなることで、肩関節の外旋もスムーズに動きやすくなり、良い形のトップポジションも作りやすくなります。

逆に肘の位置を固定した、肘支点のコックアップになってしまうと肩関節の外旋がスムーズに行かなくなり、内旋型トップポジションという肩肘を痛めやすいトップポジションから投げるようになってしまいます。

top-position04.png

ボールリリース以前に、コックアップの段階で肘を痛めやすい動作にならないように、コックアップでは肘の位置は固定せず、肩甲骨を柔らかく使って手部を挙上できるようになっていきましょう。

それができるようになると野球肘のリスクを減らせるだけではなく、上述したようにボールがバッターから見えにくくなり、スモーキーと呼ばれる簡単に打者を差し込むことができるピッチャーになることもできますよ。

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ブログ筆者:カズコーチ
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチングや自主トレサポート、動作分析、データ分析を行いながら、子どもたちの個別レッスンも行うプロフェッショナルコーチです。
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