プロコーチとして考える、松坂大輔投手の肩肘の故障と手の痺れの原因

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松坂大輔投手の肘痛の原因は親指にあった?!

平成の怪物と呼ばれた松坂大輔投手も、いよいよ引退してしまいますね。なんとか200勝まで頑張ってもらいたかったのですが、体の方がもう限界だったようです。

松坂投手も肘を痛めた経験があるわけですが、僕はプロコーチとして、その原因はボールを握る際の親指の使い方の変化にあったのではないかと見ています。

上の写真は、左がメジャー移籍前のライオンズ時代の松坂投手の握り方、右はメジャー移籍後のボールの握り方です。画像がちょっと鮮明ではないのですが、左の写真では親指は出ていて、オーソドックスな使い方になっています。

一方メジャー移籍後の右の写真では、親指をしまい込んだボールの握り方になっているのが分かります。この握り方のメリットはボールの回転数をアップさせ、マグナス力を強化できる点にあります。松坂投手ももちろんそれを求めて握り方を変えたはずです。

しかし、子どもの頃から親指をしまい込む握りで自然と投げていた場合はまったく問題ないのですが、フォームが固まってから親指をしまい込む握り方に変えると、ボールの握りに不安定さを感じるようになり、無意識のうちに肘をロックして投げやすくなるんです。

松坂投手は(おそらくは)メジャー移籍後、もしくはその前後に親指をしまい込む握りに変えていますので、ある程度の肘のロックは生じていたはずです。それが肘を始点に肩肘の故障を招いてしまったのだと僕はバイオメカニクス的観点からそう考えています。

松坂大輔投手の手の痺れの原因

ちなみに松坂大輔投手は手の痺れも訴えていたようなのですが、これは並進運動時に上半身を二塁側に傾ける動作が影響した可能性があります。

並進運動時に上半身を二塁側に傾けてしまうと、背筋の大きなストレスがかかるようになります。これにより脊柱(背骨)界隈にもストレスが掛かるようになり、神経を少しずつ圧迫し、そこから痺れが生じたと考えることもできます。もちろんこれはあくまでもバイオメカニクス的な予想でしかないわけですが、可能性は0ではないはずです。

松坂投手は股関節がやや硬い部類のプロ野球選手です。そのため股関節が柔らかい投手と比較すると、それだけでも肩肘への負荷は大きくなりがちです。

そのコンディションの中で親指をしまい込み、肘がロックされやすいフォームに変えてしまったことで、松坂投手の肘・肩が悲鳴を上げてしまったのでしょう。

もし松坂投手が怪我をする前に投球障害予防改善方-徹底解説ビデオを見ていたら、もしかしたら肩肘の故障の大半を防げていたかもしれません。

松坂大輔投手の思い出

僕は松坂投手よりも学年が2つ上で、中学生時代に対戦したこともあるのですが、その当時の彼は顔がまん丸で、アンパンマンに似た感じだったと記憶しています。

その彼が横浜高校、西武ライオンズで大活躍し、子どもの頃に同じグラウンドで戦った相手として僕はずっと応援してきました。

松坂投手が西武ドームで初めてイチロー選手と対戦し、連続三振を奪い、「自信が確信に変わりました」と言ったその時、僕も西武ドームのスタンドで観戦していたんです。本当に文字通り超満員の西武ドームでした。

僕は肩関節胞の損傷で高校野球さえ断念してしまった身だったので、中学時代の対戦相手がそうやって活躍していく姿を見ると本当に嬉しかったし、何度も感動させてもらいました。

その怪物松坂大輔投手が引退するということで、今本当に寂しい気持ちでいっぱいです。残念ながら僕はプロコーチとして松坂大輔投手と一緒にお仕事をすることはできませんでしたが、でも、グラウンドで一緒に仕事したかったなぁ。

松坂投手、長い現役生活で怪我もあって本当に苦しかったと思いますが、今まで本当におつかれさまでした。そしてたくさんの感動をありがとう‼️

ブログ筆者:カズコーチ
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
野球肩野球肘を自分で治そう! KumazawaCoach 熊澤コーチは西武時代は中村剛也選手、栗山巧選手、浅村栄斗選手らを育て、MLB時代の松井稼頭央選手の個人コーチも務め、ご自身の治療院や野球塾でも活躍されている名コーチです。

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講師:カズコーチ

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