野球肘になる変化球と、野球肘にならない変化球

  • 投稿日:
  • カテゴリ:
22292986_m.jpg

なぜ変化球を投げると肘を痛めるのか?!

野球肘の原因が変化球にあるとはよく言われることですが、これは正解であると同時に不正解でもあります。正しい投げ方をすれば変化球で肘を壊すことはありませんし、正しい投げ方ができていなければ多投しなくても変化球によって肘を痛めてしまいます。

スライダーにしてもシュートにしても他の球種にしても、ストレートとまったく同じ腕の振りで投げられれば肘を痛めることはありません。もちろんそのためにはまず、ストレートを肩肘を痛めにくい良いフォームで投げられるようになっている必要があるのですが💦

正しい変化球のリリースポイント

ストレートの腕の振りで、肩関節が内旋過程からニュートラルになった瞬間、手のひらがほぼ下を向いた状態でボールリリースを迎えられるのが、本当に正しい腕の振り方をした時のストレートのリリースです。しかし手のひらが捕手と向き合って正面を向いた状態でリリースしている場合、球種問わず肘の内側を痛めやすくなります。

まず前者の良いフォームになっていて、ニュートラルになる90°手前で抜くようにリリースするとカーブ、45°手前で切るようにリリースするとスライダー、30°前後手前ならカッターになります。逆にニュートラルになって肩関節が内旋過程ではなく、実際に内旋状態なった瞬間にリリースするとシュートになります。

このように腕の振りはストレートとまったく同じで、どこでリリースするかによってボールにさまざまな回転を与えて投げるのが変化球なんです。間違っても肩関節を外旋させたり、肘を回内・回外させたりしてボールに横回転を与えることはしないでください。あっという間に肘が痛くなります❗️

ちなみにリリースするポイントに関しては、握り方によってのみコントロールしていきます。例えば人差し指を浮かせて、中指の薬指側の面を縫い目にかければ、自然と90°手前でボールは抜けるようになり、縦に大きく割れるドロップを投げることができます。

握り方を変えても上手く変化球を投げられない場合は、肩肘を柔らかく使うことができていないはずです。逆に正しいフォームが身に付いていればスローイングアームの力みもなくなっていき、自然と肩肘を柔らかく使って投げられるようになります。

野球肘と変化球に関する結論

要するに正しい投げ方さえできていれば、小学生が変化球を投げても肘を痛めることはない、ということです。例えばドロップという球種はストレートよりもずっと球速が遅いため、正しいフォームで投げればストレートよりも肩肘にかかる負荷は小さくなります。そのためアメリカではドロップは"セーフティカーブ"と呼ばれているんです。

プロコーチとして僕がオススメしたいのは、ドロップを正しいフォームで投げられるようになり、投球をドロップから始めることで肩肘を柔らかく使う投げ方で慣らし、その後で速いボールを投げ込んでいくという流れのキャッチボールです。肩肘を柔らかく使えていると、ストレートの伸びもアップしていくはずです。

とにかく野球肘にならないようにするためには、まずはストレートを正しいフォームで投げられるようになる、ということです。しかし少年野球の指導現場のほとんどは内旋型トップポジションを子どもたちに教え込んでいて、変化球を投げなくても肘に負荷のかかる投げ方の子が本当に多いんです😭

ですので僕が作った『投球障害予防改善法ビデオ』を、本当に一人でも多くの野球指導者に見ていただきたいと思うわけなのです!

ブログ筆者:カズコーチ
TeamKazオンライン野球塾 プロ野球選手のパーソナルコーチング、自主トレサポート、動作分析、試合内容分析、小中学生の個人レッスンなどを業務としているプロフェッショナルコーチです。
TeamKazオンライン野球塾主宰
野球肩野球肘を自分で治そう! KumazawaCoach 熊澤コーチは西武時代は中村剛也選手、栗山巧選手、浅村栄斗選手らを育て、MLB時代の松井稼頭央選手の個人コーチも務め、ご自身の治療院や野球塾でも活躍されている名コーチです。

投球障害予防改善法-徹底解説ビデオ
講師:カズコーチ

野球肩野球肘になる投げ方と、肩肘を痛めにくい本当に正しい投げ方が、野球経験のない親御さんにもよく分かる内容です。 ビデオで投げ方を覚えて、親御さんからお子さんに科学的に本当に正しい投げ方を教えてあげてください。

詳細ページはこちらです。