野球肩野球肘の幹細胞治療

野球肩野球肘への応用も可能になって来た幹細胞治療

近年、野球肩野球肘に対する幹細胞治療の可能性が広がって来ました。幹細胞とはiPS細胞やES細胞のことになるわけですが、幹細胞治療が可能となれば、手術をしなくても野球肩や野球肘を治せるようになります。

まずは、iPS細胞とES細胞について簡単にご説明しておきたいと思います。

22987873_s.jpg

軸は工藤公康さんも間違っている投球動作の支点

野球肩になってしまう原因として多いのが、投球モーション内での支点の位置を間違っているケースです。実はこれ、工藤公康さんもテレビで間違ったことを仰っていました。

工藤公康さんはスローイングアームの軸を支点にすると仰っていましたが、実際的に軸を支点にして投げてしまうと肩関節を水平内転(腕を真横に伸ばした状態から、前ならえの形になるよう肩を動かす動作)させないとボールを投げられなくなってしまうんです。

22265180_s.jpg

シニアの監督にフォームを壊されて肩肘を痛めた中学生

シニアで野球をしている中学1年のお子さんを持つお父さんからLINEをいただきました。実はこの子は小学生時代に僕のレッスンを1年間受けて、投打共にレベルアップに成功した選手でした。

1年間かけて下半身の使い方から徹底的に覚え込ませていき、1年経った頃には肩肘を痛めにくい良いフォームが身につき、球速も制球力も打力も、ずいぶんとアップさせることができました。

ルーズショルダーはインナリングで防ごう

ルーズショルダーはインナリングによって防げる!

野球肩になってしまう原因はいくつもあるわけですが、その中の一つとしてルーズショルダーというものがあります。ルーズショルダーとはその名の通り、肩関節が緩くなってしまっている状態のことです。

ルーズショルダーになると野球肩になりやすいのはもちろん、最悪の場合投球中に脱臼してしまうことも稀にあります。ですので肩が痛くてルーズショルダーだと診断された場合は酷くなる前に、肩のコンディショニングを丁寧に行っていく必要があります。

サイドスローは肩肘を痛めやすいのか?!

サイドスローは肩肘を痛めやすいという妄信

未だに「サイドスローは肩肘を痛めるからダメ」と信じている野球指導者は数え切れないほどいます。しかしサイドスローで投げたからといって、それで肩肘を壊すことはありません。

オーバースロー、スリークォーター、ロースリークォーター、サイドスロー、アンダースローのどの投げ方であっても、肩肘を壊しやすいモーションになっていれば痛めますし、肩肘を痛めにくい正しいモーションになっていれば痛めることはありません。

肘頭インピンジメント

肘頭インピンジメントは上腕三頭筋が弱いとなりやすい

少年野球などでよく見られるインピンジメントは肩に多いのですが、しかしインピンジメントは肩だけではなく、肘にも起こるため注意が必要です。

インピンジメントとは衝突するという意味なのですが、肘の場合、トップポジション付近で肘を曲げ過ぎてしまい、肘が頭の高さで、手部が首の高さというフォームや、投球動作のどこかで肘を完全に伸ばし切る動作が入ってしまうと発症しやすい症状です。肘のインピンジメントの場合、「肘頭(ちゅうとう)インピンジメント」がほとんどだと思います。

野球肩と走り込み

スポーツ科学を学ぶという意欲さえ見せない野球指導者たち

先日、僕が監修する『よくわかる!投球障害予防改善法-徹底解説ビデオ』をご購入いただいた親御さんからこんなLINEをいただきました。

「中二の息子がクラブチームで肩が痛いと訴えたら、走り込みが足りないからだと言われ、2時間ほど延々と走り込みをさせられました。そして翌日になるとそのせいで膝の痛みまで訴えるようになりました」

大谷翔平と野球肘

大谷翔平投手もかつては肘支点コックアップだった

コックアップ、もしくはコッキングという野球用語をご存知でしょうか?これは、テイクバックからトップポジションにかけて手部を挙上させていく、投手と外野手の投げ方(フルアームスロー)にインストールされる動作なのですが、このコックアップにも、肘を痛めやすいコックアップと、安全なコックアップがあるんです。

例えば大谷翔平投手は肘の手術を受けたわけですが、手術前は肘に負荷がかかりやすいコックアップモーションを取っていました。どういう動作かというと、肘を支点にするコックアップです。

野球肘とスライダー

スライダーを投げると野球肘になりやすいというのは本当なのか?!

スライダーを投げると肘が下がったり、肘を痛めることが多いから投げない、というプロ野球選手たちがいます。ですが結論から言うと、正しい投げ方でスライダーを投げていれば肘を痛めるリスクを余分に高めることはありません。

スライダーを肩関節の外旋や、肘の回外によって投げてしまうとすぐに野球肘になってしまいます。特に肘の回外が加わっていると危険度は大幅に高まります。

野球肘の本当の予防は動作改善一択!

  • 投稿日:
  • カテゴリ:
野球肘を予防

野球肘は動作改善でしか予防できない!

野球肘の予防法として紹介されている方法はたくさんあります。肘のストレッチング、筋トレ、サポーター、テーピング、アイシングなどなど。しかし厳密にはこれらは予防法ではなく、対処法だと言えます。筋トレに関しては予防法になるケースもあるのですが、その他はすべて対処法と言った方が正確です。

ストレッチングに関しては、股関節が硬い選手は野球肘になりやすい投げ方をしやすいのですが、だからと言ってストレッチングをしておけば野球肘を予防できる、ということにはなりません。筋トレに関しては、上腕三頭筋が弱いとスローイング中の前腕の動きが不安定になり、そこから無意識に肘をロックする投げ方をしてしまい、野球肘なるケースがあります。この場合に関しては上腕三頭筋を鍛えることによって野球肘を予防できる、と言うことができます。